”仮想通貨”と聞くと、

難しそう…
ハッキングされるのでは?
株、FXと同じじゃないの?

などと思う方が多いのではないでしょうか。
この記事では、そもそも仮想通貨とは何なのかを分かりやすく説明していきます。

仮想通貨がなぜこんなにも多くの人たちに人気なのか、その仕組みから学んでいきましょう。


仮想通貨とはザックリいうと…

✔︎ 政府に認可されているインターネット上の通貨
✔︎ 利用者全員が管理者
✔︎ ビットコインをはじめ、1000種類以上存在
✔︎ 世界中どこでも使用でき、送金が速く、格安
✔︎ ブロックチェーン技術で透明性が高く、安全
✔︎ 投機対象として利用する人が多い
✔︎ 「取引所」で両替・購入

そもそも仮想通貨とは?

インターネット上であればどこでも誰でも使える通貨のことです。
姿や形がないことから「仮想通貨」と呼ばれていて、他にも「暗号通貨(クリプトカレンシー:cryptocurrency)という名もあります。

ブロックチェーンや電子署名などといった「暗号技術」の組み合わせでインターネット上に存在しているものです。先ほども述べたように、実態がない為、実物を手にとって決済するということはありません。

「ナカモトサトシ」という経済学者によって投稿された論文で初めてその具体的な形が示され、最初の仮想通貨「ビットコイン」が誕生しました。
因みに、このナカモトサトシさんは正体不明で彼のことを詳しく知る者はいません…。

政府にも認められている!

仮想通貨は日本政府によって、資金決済に関する法律の第2条5項において定義されています。

つまり、電子情報処理によって渡したり受け取ったりできる「財産的価値」のことを仮想通貨と呼ぶことになっています。政府にもちゃんと存在を認められているのです。

 

メリット・将来性


【 仮想通貨のメリット 】
✔︎ 送金が速く、手数料が格安
✔︎ 海外で両替しなくても使える
✔︎ 通貨がアップデートされていく
✔︎ 資産が何倍にもなる可能性がある

送金が速く、格安!

仮想通貨は、どこに送っても手数料が格安!もしくは無料だったりします。
それに、すぐに送金が行われるものが多いのもポイントです。

一般的に銀行で海外送金をする場合は、2,500〜4,000円程度の手数料が発生するのですが、これを仮想通貨に替えるだけで節約になりますね。

しかし、これにも注意点が。
1つの仮想通貨のユーザーが増えてしまうと、送金リクエストの渋滞が起こり送金の遅延と手数料の高騰が発生する事もあります。

ビットコインは今まさにこれに直面しており、送金の渋滞・遅延が問題になっています。

ただ、通貨は常にアップデートされていて、送金の渋滞・遅延の問題を改善する技術も動き始めているのです。

万国共通

仮想通貨で決済できるお店が徐々に増えていますが、ビットコイン決済ができるお店であれば、それが海外のお店であっても全く同じようにビットコインでのお支払いができます。

つまり、仮想通貨決済に国境はないのです。

仮想通貨決済のできるお店がもっと増えれば、海外旅行の際にわざわざ両替をする必要はなくなりますね!

通貨そのものの機能をアップデート

「こんな昨日があったらいいな」という場合には、機能を追加するためのアップデートができます。

例えば、日本円は電子マネーやクレジットカードなどのサービスによって便利に使えるようになりましたが、通貨の機能はずっと変わっていませんよね。

仮想通貨は、通貨そのものの機能をアップデートできるため、送金詰まりを解消できるようになったり、決済や送金だけでなく契約書の代わりになるような通貨もあり、便利になっていくんです。

資産が何倍にもなる!?

現在、仮想通貨の市場規模はどんどん大きくなってきており、注目度も高くなっています。実際、ビットコインの価格は2017年からわずか1年間で、約20倍になりました。

そのため、仮想通貨によって1億円の資産を築き上げる人(=億り人)が何人も現れています。投資をやったことがなくても、儲けを出しやすいような状態にあるのです。

「いい仮想通貨なのに、知名度が低くまだ安い価格で取引されている」という仮想通貨を見つければ、価格が何倍にもなりえます。良い時には100倍になる事も!?

ここが仮想通貨投資の魅力なのでしょう。

 

仮想通貨と法定通貨の違い


管理者がいない

上の表の赤い文字で書かれているように、仮想通貨は発行・管理をする主体が存在しません。
そして、最大の特徴は発行主体も管理団体もいないということです。

ブロックチェーン技術により、1対1のやりとりをみんなで監視し合うシステムになっています。

ブロックチェーン(英語: Blockchain、ブロックチェインとも)とは、分散型台帳技術または分散型ネットワークである。 ビットコインの中核技術(サトシ・ナカモトが開発)を原型とするデータベースである。 ブロックと呼ばれる順序付けられたレコードの連続的に増加するリストを持つ。引用:Wikipedia
そのため、中央集権型と対比され、仮想通貨は分散型の通貨といわれています。
送金記録は全員で分散管理→低リスク・透明性・低コスト
日本円というただの金属や紙が価値を持つのは、それを発行する日本政府が信頼をされているからこそです。
銀行にお金を預ける場合には、通帳に記載された分のお金を払い戻してくれると、銀行に対して信頼を置く必要があります。
また、SuicaやPASMOをタッチした際に表示される残高を見てその分の買い物ができると思うのは、処理する側がデータを変えたりぜず、正しい処理を行ってくれていると信頼しているからこそです。
しかし、仮想通貨は全員が監視し合っているため、特定の人・団体を信頼する必要はないのです。
自分が保有している仮想通貨の量は、その仮想通貨のネットワークに関わる人たちが行う作業によって、それが書き換えられないと信用されています。

仮想通貨は発行上限が決められている

法定通貨では、発行上限が決まっていません。必要であればいくらでも発行することができます。そのため、インフレーションが起こって通貨の価値が暴落することがあります。

しかし、多くの仮想通貨では発行上限が決められています。

例えば、ビットコインではマイニングという作業を成功した時に、新しく発行したビットコインで報酬を支払うことで、ビットコインの新規発行が行われていく、という仕組みになります。

(マイニングに関する説明は後術)

そして、その発行量は徐々に少なくなっていき、新規発行が行われなくなると、ビットコインのやり取りの際に支払う手数料によってマイニングに対する報酬が支払われるようになっていきます。

画像出典:CoinOtaku

ビットコインのそう発行量の推移は、新規発行が約10分に一度のペースに保たれている場合は上図のようになり、約2100万BTCが最終的に発行されます。

これは、安定資産と呼ばれる事も多い金の埋蔵量と採掘量の推移を参考にして設計されています。

いつでも換金が可能

仮想通貨と電子マネーの違うのは、換金が可能な点です。

例えば、SuicaやPASMOといった電子マネーは一度チャージしたお金は原則、元に戻すことができませんよね。

仮想通貨の場合は、法定通貨を仮想通貨に換えたり、仮想通貨を法定通貨に戻せるなど自由にできます。

電子情報となったお金という点で電子マネーと仮想通貨は似ていますが、換金可能がどうかにおいても異なるのです。

 

仮想通貨の仕組み


どうして、仮想通貨がこんなにも安全なのか知りたいですよね。
それを知るにはまず、仕組みを知っておく必要があります。

仮想通貨といってもその仕組みは1つ1つ微妙に異なるので、ここでは例としてビットコインの仕組みについて説明していきます。

【 理解うえで重要な3つのキーワード 】
✔︎ 不正送金を防止する「電子署名
✔︎ 取引を公開する「ブロックチェーン
✔︎ 改ざんを不可能にする「マイニング

電子署名で取引を記録し不正送金を防止

ビットコインでは、「誰から誰にビットコインを送金しました」という電子的な取引証明書(トランザクション)を使い、お金のやり取りが行われています。

もし、「AさんがBさんに10TBCを送るというトランザクション」が勝手に作られてしまったら、Aさんのお金が盗まれてしまいますよね。それを防ぐのが電子署名なのです。

Aさんはトランザクションを暗号化する鍵(秘密鍵)と、その暗号を解く鍵(公開鍵)の2つを持っています。

ここで、暗号化の鍵はAさんのみが持っていて、暗号を解く鍵は皆が持っています。

そこで、「AさんがBさんに10BTCを送る」とした場合、それを書いたトランザクションを作り、暗号化し、暗号化されたトランザクションを皆に公開。

その後、Aさん以外の誰かが暗号を解く鍵を使って、暗号を解いてみます。

そこで、上手く暗号が解ければ、これはAさんしか持っていない鍵によって暗号化されているため、Aさんが書いたものだとわかるのです。

したがって、電子署名によって勝手に送金トランザクションを作られること、つまり、仮想通貨が盗まれるということは起こらないようになっています。

ブロックチェーン=取引を記録する公開台帳

ブロックチェーンは、トランザクションを全部記録している台帳のことを指します。

いくつかのトランザクションをまとめたものをブロックと呼び、
それが鎖のようにたくさん連なっているのでブロックチェーンと呼ばれています。

ビットコインは、ブロックチェーンに書き込まれた今までの取引を参照することによって、自分がどれだけのビットコインを持っているのかが分かる仕組みになっています。

ブロックチェーンは世界中のいろんな人が同じものを保有しているので、データが全て失われるようなことはありません。

「ブロックチェーンに書いてある情報が改竄されてしまったら自分の持っているビットコインの量が変わってしまうのでは」という不安もあるでしょう。

その指摘も正しいですが、ブロックチェーンの改ざんは不可能になっています。

この改ざん不可能性に関係してくるのが、「マイニング」です。

計算によって改ざんを不可能にするマイニング

マイニングとは、世界中の人が取り組む計算作業のことです。

画像出典:CoinOtaku

当てずっぽうに色んな値を試して計算してみてOKが出るまでその作業を続けます。
これにはものすごく時間とお金がかかって、世界中の高性能なコンピューターが競い合いながらやっても10分ぐらいの時間がかかります。

このマイニング作業は、各ブロックに対して行われていき、OKが出た時の値はそのブロックに記録され、値が記録されたブロックは、今までのブロックチェーンに繋がれます。

値探しに成功した場合にはビットコインでの報酬が与えられるので、世界中の人たちが競い合ってマイニングを行います。

では、マイニング作業がなぜ改ざんを不可能にするのかというと、改ざんをした場合にはこの値探しをもう一回やらなければならないからです。

つまり、ブロックチェーンに記録する際にマイニングという作業をすることで、改ざんが不可能になるわけです。

 

4つの注意点


【 仮想通貨の4つのデメリット 】
✔︎ しっかり管理しなければ盗まれるかも?
✔︎ 他と比べて決済スピードが遅い
✔︎ 値動きが激しく損する可能性がある
✔︎ 発行が簡単なので、詐欺通貨が多い

しっかり管理しないと盗まれる可能性がある

初めのうちは「取引所」というところに仮想通貨を預けることになりますが、セキュリティの高い取引所に預けないとハッキング被害に合うことがあります。

また、取引所のIDやパスワードも複雑なものにして二段階認証も設定しておかなければ、不正ログインされて盗まれてしまう可能性があります。

IDパスワードの管理は、取引所に限らず他のウェブサイトなどでも重要なことです。

他と比べて決済スピードが遅い

現金やクレジットカードなどは「即時決済」が可能ですよね。

それに比べて、仮想通貨の取引は、取引内容に間違いが内科を検証してから取引として成立するので、どうしても決済スピードが遅くなってしまいます。

しかし、決済システムを取り入れた「ウォレット」の利用を行うことで、決済スピードの遅さを改善することに成功しています。

最近では、クレジットカード会社と提携し、海外送金のスピードも短縮する動きが見受けられるので、取引時間は大きな問題点ではないといえるでしょう。

値動きが激しく、リスクが高い

仮想通貨を投資対象として考えている人も多いのではないでしょうか。仮想通貨は全般として値動きが激しいです。

これを「ボラティリティが高い」といいますが、ボラティリティの高い資産は大儲けする可能性もあれば、逆に大損する可能性もあるハイリスクハイリターンな投資です。

仮想通貨投資をする上では、このリスクを認識しておかなければいけませんね。

発行が簡単なせいで、詐欺コインが多い

仮想通貨は誰でも簡単に発行できます。

例えば、CounterpartyやWavesといったプラットフォームを使えば、プログラミングなどの知識が一切なくても手軽に独自の仮想通貨を発行できてしまうんです。

この仮想通貨発行の手軽さから、最近ではICO(Intial Coin Offering)という「投資を代わりに仮想通貨を渡す」という形態の資金調達法が非常に流行っていますが、資金を集めた後にほとんど何も仕事しなくなってしまうICOが多数存在。

仮想通貨に関する法整備はまだ十分に整っていません。
このようないわゆる「仮想通貨詐欺」が横行しています。

信頼できる仮想通貨なのかどうかという見極めは非常に難しく、知識がなければ厳しいです。

特に、紹介やセミナーなどで人から直接購入するのは、大変危険です。
最初のうちは取引所以外で購入するのは全て詐欺だという認識でいましょう。

 

まとめ


電子署名やブロックチェーンなど仮想通貨の背後には高度な技術、さらには通貨そのものがアップデートされていくので、将来性の高いものだということが分かりました。

今まではそれぞれの国に1つの通貨があり、それは安定したものでしたが、これからは色んな通貨が生まれ、出回るでしょう。「通過競争の時代」なのです。

この通過競争に勝ちうる通貨だと思ったものを少しでも買っておくのはどうでしょうか?

【 まとめ 】
✔︎ 仮想通貨はブロックチェーンに記録されたデータ
✔︎ 電子署名やマイニングによって安全性が保たれている
✔︎ 送金が格安!アップデートされていくなどのメリット
✔︎ ネット環境がないと使えない
✔︎ 詐欺が多い